こんにちは、ぴりおだです。
サッカーの天皇杯が見たい! どうしたらいい?
今回は、こんな疑問にお答えします。
- 天皇杯の視聴方法は全部で4つ
- 全試合視聴する方法はない
- 視聴方法の選び方
詳しく、見ていきます。
目次
天皇杯の視聴方法は全部で4つ
天皇杯をテレビ・ネットで見る方法は、次の4つが存在します。
- スカパー
- NHK-BS
- NHK総合
- JFA-TV
スカパーの場合、「スカパーサッカーセット」で視聴が可能です。
JFA-TV
上に挙げた4つの方法の中で、耳馴染みのない方が多いのが、これなんじゃないかと思います。
JFA-TVとは、
日本サッカー協会(JFA)の公式YouTubeチャンネル
のことです。
日本サッカー協会の公式HP内に専用のページが設けられています。

YouTubeでも、検索すれば上のようなチャンネルがすぐに出てきます。
このJFA-TV、実はダイジェストで、天皇杯を全試合配信してくれています。
ただ、さすがにフルタイムでの全試合配信はありません。
天皇杯の全試合放送・配信はない
天皇杯は、国内3大タイトルの1つに数えられる大会です。
※国内3大タイトルについては、「【サッカー】国内3大タイトルの重要度を紹介【最も重要なのは?】」という記事で詳しく紹介しています。
ですが、天皇杯を全試合フルタイムで放送・配信をしてくれるところはありません。
既にご紹介した4つの視聴方法の放送・配信状況は、次の通りとなっています。
視聴方法 | 放送・配信 |
スカパー | ・1~3回戦は注目試合を放送 ・ベスト16以降、全試合放送 ・NHKが放送する試合は録画中継 |
NHK-BS | ・2回戦~準々決勝まで放送 ・放送は各1試合 ・生中継 |
NHK総合 | ・準決勝、決勝のみ全試合生中継 |
JFA-TV | ・1回戦をライブ配信した実績あり |
最も放送試合の多いスカパーでも、全試合放送はベスト16(4回戦)からです。
1回戦から3回戦は、一部試合のみ放送。
2019年の場合、1~3回戦のスカパーでの放送実績は次のようになっていました。
放送 | 総試合数 | |
1回戦 | 2試合 | 24試合 |
2回戦 | 6試合(1試合は録画) | 32試合 |
3回戦 | 5試合(1試合は録画) | 16試合 |
2回戦、3回戦に1試合録画中継が含まれているのは、放送する試合がNHK-BSと重なったからです。
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天皇杯はNHKが共催になっている
NHKと重なった場合、スカパーの方が録画中継になってしまうのはどうして?
天皇杯は、NHKが共催となっているからです。

出典:JFA公式HP
日本サッカー協会(JFA)のHPにも、上のようにしっかり記載があります。
ここで言うNHKとは、当然ながら
- NHK-BS
- NHK総合
の両方です。
この影響が大きいのは、準決勝以上ですね。
準々決勝までならNHK-BSが1試合放送するだけなのですが、準決勝以上になると、NHK総合の全試合生中継になってしまいます。
NHK総合は、日本国内でテレビさえ持っていれば誰でも視聴できてしまいますからね。
そこが生中継をやるとなると、録画中継になってしまうスカパーはかなり分が悪くなってしまいます。
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天皇杯を全試合視聴可能な方法がない、2つの理由

どうして天皇杯は全試合見る方法がないんだろう…… おなじ国内三大タイトルのJリーグやルヴァンカップは全試合放送や配信があるのに。
理由として考えられるのは、次の2つです。
- 1・2回戦の試合数が多いため
- アマチュアチームが含まれているため
全試合放送・配信がない理由その1:1・2回戦の試合数が多い
Jリーグやルヴァンカップと違って、天皇杯はJリーグに加盟しているプロクラブのみが参加する大会ではありません。
アマチュアチームも参加可能で、本大会には何と88チームが出場します。
そのため、試合数も非常に多くなります。
- 1回戦 :24試合
- 2回戦 :32試合
- 3回戦 :16試合
- 4回戦 :8試合
- 準々決勝:4試合
- 準決勝 :2試合
- 決勝 :1試合
2回戦の試合数が1回戦より多いのは、1回戦をシードされているチームがあるためです。
※このあたりの事情については、「【サッカー】天皇杯ってどんな大会? ACL出場権は関係している?」という記事で詳しく紹介しています。
1回戦だけで、24試合。
2回戦に至っては32試合もあります。
各ステージは基本的に1日もしくは2日で開催されますから、これらをすべて放送・配信しようと思うとかなり大変です。
J1リーグ、J2リーグすべて合わせても、1節の試合数は20ですからね(J1が9試合、J2が11試合)。
天皇杯の1回戦、2回戦が、いかに試合数が多いかお分かりいただけるかと思います。
全試合放送・配信がない理由その2:アマチュアチームが含まれている
もう1つの理由は、大会参加チームにアマチュアが含まれているためです。
個人的には、こちらの理由の方がメインなんじゃないか、と思っています。
天皇杯はアマチュアも出場可能な大会ですから、当然アマチュア同士の対戦や、プロ対アマチュアの対戦も行われます。
ただ、そうした試合はどうしてもプロ対プロの対戦と比較すると、見劣りしがちですよね。
プロ対アマチュアの場合でも、プロ側が大きくメンバーを落としている、なんてケースはしばしばあります。
そうした状態で全試合中継をやるとなると、魅力に乏しいプロ対プロ以外の試合を多く中継することになってしまいます。
放送・配信側としては、そうした試合の中継は避けたいところでしょう。
そこで、ある程度ステージが進んで、プロ対プロの対戦が多くなってきた段階からの全試合中継にする、ということになったのではないか、と思われます。
天皇杯視聴方法の選び方
天皇杯を、全試合見る方法がないのはわかったよ。で、4つあるっていう視聴方法のうち、どれを選べばいいのかな?
どの視聴方法を選ぶかは、人によって好みが分かれるところかもしれません。
私がおすすめするのは、「目的に応じて、複数の視聴方法を組み合わせる」やり方です。
できるだけ多くの試合を見たいなら「スカパー → NHK総合」
天皇杯の試合を、できるだけ多く見たい!
という方におすすめする視聴方法は、
スカパーとNHK総合の合わせ技
です。
本記事で取り上げた4つの方法のうち、最も多くの試合を中継してくれるのはスカパー(サッカーセット)です。
1回戦から決勝まで、中継がありますからね。
ただし、既にご紹介した通り、NHKが放送する試合は、スカパーでは録画中継になってしまいます。
この影響が特に大きいのが、準決勝以上。
準決勝と決勝は、NHK総合で全試合生中継されますから、この3試合はNHK総合での観戦がおすすめです。
一方、ベスト16と準々決勝を全試合中継してくれるのはスカパーだけです。
ですから、できるだけ多く天皇杯の試合を楽しみたい、という方は、
- 1回戦から準々決勝まで → スカパー
- 準決勝以上 → NHK総合
という組み合わせが良いと思います。
応援しているチームの試合だけ見たい!という方は「NHK-BSを基本に、必要に応じてスカパー契約」
別に、たくさん試合が見たいわけじゃないんだけど…… 見たいのは応援してるチームの試合だけなんだよな
という方におすすめなのは、
NHK-BSを基本に、必要に応じてスカパーと契約する
という方法です。
これだけだとピンとこないかもしれませんが、やることはいたってシンプル。
- NHK-BSで見たいチームの中継がある → NHK-BSで視聴
- NHK-BSで見たいチームの中継がない → スカパーと契約
これだけです。
この方法の良いところは2つ。
- NHK-BSを優先しているので、生中継で視聴できる
- スカパー契約が不要の場合、コストが抑えられる
なお、この方法が有効なのは、NHK-BSで放送がある2回戦から準々決勝までです。
準決勝以上は、既に何度もご紹介している通りNHK総合一択になりますので。
なお、どの試合がNHK-BSの中継対象となるかは、NHKや日本サッカー協会のHPで確認できます。
とにかくお金をかけたくない!という方は、準決勝以上だけをNHK総合で
NHK-BSもスカパーも金がかかる! とにかく金をかけずに天皇杯を見たい!
という、コスト優先で見られない試合があっても仕方がない、という方は、NHK総合で準決勝以上の試合を楽しみましょう。
応援しているチームがある場合は、準決勝まで勝ち上がってくれることを祈るのみ、ですね。
天皇杯の視聴方法:まとめ

本記事では、天皇杯の視聴方法についてご紹介しました。
アマチュアとの対戦で、プロ側がメンバーを落とすことがある、と書きましたが、そうした普段のリーグ戦では見られない選手のプレーが見られる、というのも、天皇杯の一つの楽しみ方だったりします。
そういう意味でも、
NHK-BSとスカパーの合わせ技で、応援しているクラブの試合を漏れなく視聴する
というのがいいんじゃないかと、個人的には思います。
準決勝以上は地上波でやるんだから、それが一番おトクだろ!
と思われる方もいるかもしれませんが、そこまで勝ち残れる保証はどのチームにもないですからね。
準々決勝より前に負けてしまったら、その年は応援しているチームの天皇杯での試合をまったく見られない、ということになってしまいます。
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