【サッカー】国内3大タイトルの重要度を紹介【最も重要なのは?】

ぴりおだ(@perilog00)です。

日本のサッカーで「国内3大タイトル」といえば、次の3つのこと。

国内3大タイトル
  • J1リーグ
  • ルヴァンカップ
  • 天皇杯

※ルヴァンカップは、「Jリーグカップ」と呼ばれることもあります。

主要タイトルが3つ。で、1番重要なのはどれ?

本記事では、国内3大タイトルの重要度についてご紹介していきます。

国内3大タイトルの重要度

いきなりですが、結論です。

国内3大タイトルの重要度は、次の順番になっています。

国内3大タイトルの重要度
  1. J1リーグ
  2. 天皇杯
  3. ルヴァンカップ

J1リーグが1番重要なのは何となくわかるけど…… 天皇杯とルヴァンカップがこの順番なのは何故?

それについても、後ほどご紹介していきます。

最重要タイトルはJ1リーグ

国内3大タイトルのうち、最も重要なのはJ1リーグです。

国内リーグを制したチームこそが、その年の国内最強チームの称号を得ることができるからです。

またJ1リーグは、他の2大会(天皇杯、ルヴァンカップ)と比較して、

  • 賞金額が多い
  • ACL出場枠が多い

などの特徴もあります。

この特典も、J1リーグが他の2大会と比較して重要度が高い理由となります。

国内リーグ優勝が、その年の国内最強

国内リーグ優勝が、その年の国内最強っていうのは何故? 他の大会の優勝チームだって、王者っていう意味では同じだよね?

国内リーグは、リーグに所属する全チームと総当たりで試合をして、順位を決定します。

必然的に試合数は多くなり、期間も長くなります。

そうなると、試されるのはチームの総合力。すなわち、本当に強いチームでないと、タイトルを勝ち取ることができません。

カップ戦で試されるのは「勝負強さ」

一方、ルヴァンカップや天皇杯のようなカップ戦は、トーナメントがメインとなる大会です。

トーナメントですから、組み合わせ次第では実力的に落ちるチームでも上位進出が可能です。

また、一発勝負の色合いが濃いため、番狂わせも頻繁に起こります。

カップ戦で試されるのは、「総合力」よりも「勝負強さ」と言ってもいいかもしれません。

「勝負強さ」ももちろん重要な「強さの要素」ではあるのですが、「その年の最強チーム」というとふさわしいのは、やはり「総合力」になります。

そのため、「総合力」を試される「国内リーグ王者」が、「その年の国内最強チーム」ということになります。

国内3大タイトルの賞金額

J1リーグ、天皇杯、ルヴァンカップ、それぞれの賞金額は次の通り。

J1天皇杯ルヴァン
優勝3億円1.5億円1.5億円
2位1.2奥円5000万円5000万円
3位6000万円2000万円2000万円

優勝賞金は、J1リーグが3億円と最も多く、天皇杯、ルヴァンカップの2倍です。

賞金額で見ても、J1リーグが最も重要であることがお分かりいただけるかと思います。

ACL出場権

ACL出場権についても、最も多く与えられるのはJ1リーグです。

こちらの記事で詳しく紹介していますが、J1リーグは基本的に3位まで、ケースによっては4位までのチームに、ACL出場権が与えられます。

他の2大会で、2チーム以上にACL出場権が与えられる大会はありません。

J1リーグ優勝経験のあるチーム

最後に、J1リーグで優勝経験のあるチームをご紹介しておきます。

1993年~2021年までの期間で、J1リーグ優勝経験があるのは次の10チームとなっています。

順位チーム名優勝回数
1鹿島アントラーズ8
2横浜F・マリノス
川崎フロンターレ
4
3ジュビロ磐田
サンフレッチェ広島
3
6東京ヴェルディ1969
ガンバ大阪
2
8浦和レッズ
名古屋グランパス
柏レイソル
1

鹿島アントラーズが8回で、飛びぬけて多いです。

2位の横浜F・マリノス、川崎フロンターレの2倍ですからね。

2位以降は、1回ずつの差となっています。

2番目に重要なタイトルは天皇杯

さて、ここからがある意味本題です。

国内3大タイトルのうち、最重要はJ1リーグでした。

では、残る天皇杯とルヴァンカップのうち、どちらがより重要な大会となるのでしょうか?

答えは、天皇杯です。

天皇杯が国内3大タイトルのうち、2番目に重要なタイトルとなります。

天皇杯優勝チームには、ACL出場権が与えられる

天皇杯とルヴァンカップは、どちらもトーナメントがメインとなる大会です(ルヴァンカップはトーナメントの前に、グループリーグが実施されます)。

賞金額は、まったく同じ。

天皇杯ルヴァンカップ
優勝1.5億円1.5億円
2位5000万円5000万円
3位2000万円2000万円

これだと、両大会にはほとんど差がないように見えます。

ただ、この2つの大会は、優勝特典に大きな違いがあります。

天皇杯は、優勝チームにACL出場権が与えられるのです。

これは、天皇杯の大きな魅力です。

そして、この1点において、天皇杯はJ1リーグに次ぐ重要なタイトルということが言えます。

限られたチームしか出場できないACL

ACLは、アジアのクラブチームにとって最も権威のある大会です。

アジアNo.1チームを決める大会ですが、出場できるチームは限られています。

手を挙げたら、誰でも出場できるような大会ではありません。

ルヴァンカップはたとえ優勝したとしても、ACLには出場できませんからね。

その大会への出場権を与えられる、ということは、天皇杯の大きなアドバンテージになります。

天皇杯優勝経験のあるチーム

天皇杯は、Jリーグが始まる前から実施されている歴史ある大会です。

そのため、すべての優勝チームを紹介すると長くなりすぎてしまいます。

そこで本記事では、Jリーグが始まった1993年~2021年の期間に絞って、優勝チームと回数をご紹介します。

順位チーム名優勝回数
1鹿島アントラーズ5
2ガンバ大阪
浦和レッズ
4
4東京ヴェルディ1969
名古屋グランパス
横浜フリューゲルス
2
7湘南ベルマーレ
清水エスパルス
京都サンガ
ジュビロ磐田
FC東京
柏レイソル
横浜F・マリノス
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
川崎フロンターレ
1

こちらも1位は鹿島アントラーズです。

ただ、J1リーグほど飛び抜けてはいません。2位のガンバ大阪、浦和レッズとは、1回しか差がないですからね。

また、1999年に合併消滅してしまった横浜フリューゲルスが、優勝2回で4位にランクしているのも感慨深いものがあります。

天皇杯について詳しくは、次の記事で紹介しています。

3番目がルヴァンカップ

ルヴァンカップの優勝特典

天皇杯とルヴァンカップの違いはACL出場権ってことはわかったよ。で、ルヴァンカップに優勝特典はないの?

ルヴァンカップの優勝チームには、「Jリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」という、長ったらしい名前の付いた大会への参加資格が与えられます。

この大会は、2018年まではスポンサーの名前から「スルガ銀行チャンピオンシップ」と呼ばれていました。

Jリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦

「Jリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」はその名の通り、Jリーグカップ(ルヴァンカップ)と、コパ・スダメリカーナの王者による大会です。

コパ・スダメリカーナは南米の国際カップ戦で、欧州におけるUFEAヨーロッパリーグ相当の大会です。

王者のレベルは、決して低くはないのですが…… 

ただ、大会自体の重要度は、ACLと比較すると、残念ながらかなり下がります。

大会といっても、実際に行われるのは1試合だけですしね。

また、開催時期が夏になるため、東京五輪の開催予定だった2020年と2021年は実施されませんでした。

ルヴァンカップ優勝経験のあるチーム

順位チーム名優勝回数
1鹿島アントラーズ6
2東京ヴェルディ1969
FC東京
3
4ジュビロ磐田
柏レイソル
浦和レッズ
ジェフユナイテッド千葉
ガンバ大阪
2
9清水エスパルス
横浜F・マリノス
大分トリニータ
湘南ベルマーレ
セレッソ大阪
川崎フロンターレ
名古屋グランパス
1

ルヴァンカップも、優勝回数最多は鹿島アントラーズです。

2位は東京ヴェルディ1969とFC東京。

近年はJ2暮らしが長くなっているので意外かもしれませんが、東京VはJリーグ草創期の1992年~94年にルヴァンカップ(当時はナビスコカップという呼称でした)を3連覇しています。

東京ヴェルディ1969も、当時はヴェルディ川崎というクラブ名でした。

そのときの実績が、そのまま反映された形となっています。

ルヴァンカップは、次の記事で詳しく紹介しています。

まとめ:国内3大タイトルの重要度

本記事では、サッカーにおける国内3大タイトルの重要度について、ご紹介しました。

国内3大タイトルの重要度は、次の通りとなります。

国内3大タイトルの重要度
  1. J1リーグ
  2. 天皇杯
  3. ルヴァンカップ

なお、勘違いしてはいけないのは、今回あげた3つのタイトルは、いずれも簡単に獲得できるものではない、ということです。

何と言っても、「国内3大タイトル」ですからね。

3つのタイトルのうちどれかを獲得することは、それだけですばらしい実績です。

今回は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

アニメとサッカーを見るのが好き。
累計視聴数は400本を超えていて、今も増え続けています。

作品を見て、感じたこと、考えたことを書いています。