ぴりおだ(@perilog00)です。
今回は、2013年にTBS系列などで放送された『革命機ヴァルヴレイヴ』を紹介します。

放送期間 | 第1期:2013年4月-6月 第2期:2013年10月-12月 |
話数 | 全24話 |
制作会社 | サンライズ |
監督 | 松尾衡 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャスト | 逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥 |
『革命機ヴァルヴレイヴ』は、
- 『ローゼンメイデン』の松尾衡が監督
- 『プラネテス』『コードギアス 反逆のルルーシュ』の大河内一楼がシリーズ構成を担当
- 『ガンダム』のサンライズが制作するロボットアニメ
という、ここだけ見ると期待感しかない作品です。
ただ、では手放しの高評価が得られているかというとそういうわけでもないのですね。
むしろ、評価の分かれる作品となってしまっているというのが現実だったりします。
個人的には、そこまで悪い作品ではなかったと思っています。
ですが、あくまで個人の感想ですので、実際のところどうなのかは見ていただくのが一番かと。
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『革命機ヴァルヴレイヴ』って、どんな物語?
「ヴァルヴレイヴ」の謎
『革命機ヴァルヴレイヴ』の時代設定は、人類が宇宙都市で暮らすようになった近未来です。
この世界では、
- ドルシア軍事盟約連邦
- 環大西洋合衆国(ARUS)
という2大勢力が対立しているのですが、主人公時縞ハルトたちが学生生活を送っている「ジオール」は争いとは無関係の中立国でした。
ところが、ジオールの一区画「モジュール77」が突然ドルシア軍による攻撃を受け、ハルトたちも戦火に巻き込まれることになってしまいます。
そんな危機的な状況の中で、ハルトが見つけたのが謎のロボット「ヴァルヴレイヴ」。
ドルシア軍を撃退するため、ハルトはヴァルヴレイヴに乗り込みます。
と、ここまではロボットアニメのよくあるパターンなのですが、『革命機ヴァルヴレイヴ』が少し違うのは、「ヴァルヴレイヴ」のパイロットとなったことで、ハルトの肉体にある変化が起こってしまうというところです。
ハルトは人間ではなくなってしまうのですね。
のちに「カミツキ」と呼ばれるこの現象は、ハルトを苦しめることになります。
さらにその謎や、ヴァルヴレイヴが作られた目的は、物語が進むにつれて明らかになっていきます。
もう一人の主人公
『革命機ヴァルヴレイヴ』には時縞ハルトの他にもう一人、エルエルフという主人公がいます。
エルエルフは、ハルトと同年代の17歳ですが、所属はドルシア軍の特務機関。
明晰な頭脳と高い戦闘能力を持ち、「ARUS」側には「一人旅団」というちょっと変わった通称で知られています。
ハルトたちの通う咲森学園には、転校性を装って紛れ込みます。
目的は、ヴァルヴレイヴを奪取すること。
ところが、そこでハルトに起こった肉体の変化に巻き込まれてしまい、ドルシア軍からは裏切り者として扱われることになってしまいました。
ドルシア軍には戻れず、モジュール77に留まることになったエルエルフ。
一方、ヴァルヴレイヴの強大な力を狙う二大勢力の脅威に晒されて、ハルトを含む咲森学園の生徒たち(と一部の教師)は孤立状態にありました。
エルエルフは自らの高い能力を取引条件にハルトに「契約」を求め、紆余曲折の結果、咲森学園と共闘することになります。
そしてこの共闘関係によって築かれるハルトとの関係が、重要な要素となっていきます。
『革命機ヴァルヴレイヴ』の感想・レビュー(ネタバレなし)
評価が分かれる作品
冒頭でも触れた通り、『革命機ヴァルヴレイヴ』は人によって評価の分かれる作品です。
評価が悪くないのは、
- 作画
- ロボットデザイン
- 音楽(OPとED)
- 設定
といった部分。
作画はむしろ良い、という声も少なくないです。
一方で、厳しい批判を受けているのは脚本です。
確かに、ちょっとご都合主義が過ぎるかな、とは私も思いました。
- 「この流れで、そういう発想に至るかな?」
- 「ちょっと考えが幼稚すぎるのでは?」
と思ってしまう部分が目立ってしまっているんですよね。
架空の物語ですから、多少ご都合主義な部分が含まれるのは仕方がないと思います。
でも、そればかりでは安っぽく、子供だましに見えてしまいます。
もう少しうまく見ている方を騙してくれると、良かったんですけどね。
悪いところばかりではない
批判を受けることの多い『革命機ヴァルヴレイヴ』の脚本ですが、決して悪いところばかりだったわけではありません。
各話にしっかりクライマックスが設けられていましたし、「続きが見たい!」と思わせてくれるようにもなっていました。
勢いみたいなものは、あったように思います。
細かいところに目をやると粗が目立つのは確かなのですが、そこに目をつむる(あるいは、受け容れる)と、結構楽しめる作品なのではないかな、と思いました。
それが、記事の冒頭でもお伝えしたとり「そこまで悪い作品ではないかな」という感想を私が抱いた理由でもあります。
また、ハルトとエルエルフ、二人の主人公の結末はきちんと描かれており、物語としてはまとまっていました。
そのためもあって、見終わった後の感覚はそれほど悪いものではなかったです。
オマージュてんこ盛り
『革命機ヴァルヴレイヴ』で目立つのが、過去の作品のオマージュです。
わかりやすいところで『機動戦士ガンダム』。
さらには、
- 『機動戦士Ζガンダム』
- 『新世紀エヴァンゲリオン』
- 『コードギアス反逆のルルーシュ』
などもあったように思います。
オマージュ自体は他の作品にも見られるのですが、『革命機ヴァルヴレイヴ』はたくさん出てくるので、人によっては「鼻に付く」と思われるかもしれません。
ここもまた、評価がわかれるポイントになっているのかもしれません。
個人的には、色々見つけるのが楽しかったですけどね。
『革命機ヴァルヴレイヴ』まとめ
本記事では、2013年放送の『革命機ヴァルヴレイヴ』を紹介しました。
『革命機ヴァルヴレイヴ』は人によって評価の分かれる作品ではあるものの、
- 作画
- ロボットデザイン
- 音楽(OPとED)
- 設定
という部分は決して悪くなく、作画はむしろ高評価を得ているくらいです。
難がある、と言われているのは脚本。
でもそれもすべてが悪いわけではなく、視聴の仕方次第で楽しめると思います。
個人的には、そこまで悪い作品ではないと思っています。
気になった方は、ご自分の目でぜひ確かめてみてください。
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今回は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。