ぴりおだ(@perilog00)です。
ゲーム原作のアニメに対する興味って、そのゲームのプレイ経験があるかどうかで大きく変わりますよね。
プレイ経験がある場合は自然に興味も湧くでしょうし、見ることにためらいもないでしょう。
一方で、原作ゲーム未プレイの場合は、一抹の不安が頭を過ぎるんじゃないかと思います。
「このゲーム、やったことないんだけど、アニメだけ見ても楽しめるのかな?」
今回紹介する、
- 『Persona4 the Animation』
- 『Persona4 the Golden Animation』
も、ゲーム「ペルソナ4」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」を原作とするアニメです。
そして結論を言ってしまうと、どちらもゲーム未プレイの状態で見ても、十分楽しむことができる作品になっていました。
『ペルソナ4』って、どんな物語?
「マヨナカテレビ」と「ペルソナ」
『ペルソナ4』の主人公鳴上悠は、家庭の事情で稲羽市に住む叔父親子の元に身を寄せることになった高校生。
鳴上は、転入した高校でマヨナカテレビの噂を耳にします。
マヨナカテレビとは、
「雨の日の午前0時に消えているテレビの画面をひとりで見ていると、自分でない誰かが映る」
というもの。
この噂を確かめようとした鳴上は、テレビの中に異世界があり、そこに入ることができると気が付きます。
ただ、この異世界は安全な空間ではありません。
「シャドウ」と呼ばれる怪物がうろついており、異世界を訪れた人間を襲うからです。
鳴上や、同じようにテレビの中の世界の存在を知った彼の友人たちは、「ペルソナ」と呼ばれる特殊能力を発現させて、シャドウと戦います。
稲羽市で発生している連続殺人事件
鳴上がテレビの中の世界の存在を知るのと同じ時期、稲羽市では正体不明の犯人による連続殺人事件が発生していました。
事件の第一被害者は女子アナウンサーで、その遺体は民家のテレビアンテナに吊るされた状態で発見されます。
その後も、奇怪な状態で被害者の遺体が発見されるケースは発生。
鳴上と、彼の友人で同じようにペルソナを使う花村陽介は、事件とテレビの中の世界との関係を疑うようになります。
でも、テレビの中の世界の話なんて、普通は警察に伝えても信じてもらえないですよね。
そこで鳴上たちは「自称特別捜査隊」を結成し、自分たちで事件の犯人や異世界の真相を追っていくことになります。
『ペルソナ4』の魅力
アニメ『ペルソナ4』を見ていて強く感じたのは、
アニメなのに、ゲームをプレイしているような感覚が味わえる
というものです。
「アニメでゲームを追体験している」と言った方が正しいかもしれません。
アニメを見るだけでストーリーが理解できる、というのは当然として、それ以外にも「日付が変わるときに表示される天気予報の付いたカレンダー」など、「これはゲームでも使われている表現なんだろうだな」と感じさせる演出が随所に散りばめられているんですよね。
冒頭で、ゲーム未プレイでも楽しめる、と書いたのも、これが理由です。
そしてその特徴は、第1期と第2期の関係にも表れています。
アニメ『ペルソナ4』には第1期と第2期があり、それぞれ次のようなタイトルが付けられています。
- 第1期:『Persona4 the Animation』
- 第2期:『Persona4 the Golden Animation』
この第1期と第2期が普通の作品とはちょっと違うのですね。
というのも、第2期は第1期の純粋な続きではなく、「エピソード0」のような第1期以前の話でもないのです。
第1期と第2期はストーリーが同じ
アニメ『ペルソナ4』は、第1期と第2期で同じストーリーを描いています。
さすがに何もかもまったく同じ、というわけではないのですが(第2期では新キャラクターも登場します)、大きな流れは変わっていません。
そのため第1期を最後まで見た後に第2期を見ると、駆け足で第1期のストーリーをもう一度見させられているような気分になります。
原作ゲームが関係
第1期と第2期でストーリーが同じ理由は、原作ゲームにあります。
アニメ『ペルソナ4』は、既にご紹介した通り、
- 第1期:『ペルソナ4』
- 第2期:『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』
が原作となっているのですが、
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は、『ペルソナ4』に追加要素と改良を加え、ハードを変えて発売したもの
なんですよね。
(『ペルソナ4』はPlayStation2、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』はPlayStation Vitaが対応機種)
そのため、『ペルソナ4』と『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は基本的にストーリーは同じとなりますし、これらを原作としたアニメも同様になってしまいます。
第2期は「強くてニューゲーム」
ここまで読んで、
「同じ話なら、わざわざ第2期作る必要なかったんじゃないの?」
と思われた方もいるんじゃないかと思います。
ただ、同じなのはあくまで大きな流れであって、実際には第1期と第2期では多くの違いがあります。
第2期では、新キャラクター「マリー」を中心に、新たに追加された要素が主に描かれているからです。
また、ここが他の作品にはないアニメ『ペルソナ4』のおもしろい試みなのですが、
第2期には「ゲームの2週目以降」、いわゆる「強くてニューゲーム」を再現している
という側面もあります。
第2期では、主人公鳴上悠たちが初めから十分すぎるほど強いです。
そのため第1期と同じシャドウの戦っても、その内容は第1期とはまったく違ったものとなります。
見るのは第1期から
ゲーム同様、アニメ『ペルソナ4』も、大きな流れは第1期と第2期で同じです。
しかし、だからといって、第2期だけ見るというのはおすすめしません。
既にご紹介した通り、第2期では追加要素がメインで描かれています。
その分、第1期で既に描いたメインストーリーの方は、かなり省略されています。
第1期を見ていることが前提、と言ってもいいでしょう。
ゲームのプレイ経験があれば、あるいは違うのかもしれませんが、第1期未視聴、かつゲームも未プレイという状態で第2期を見ても、わけがわからないと思います。
アニメ『ペルソナ4』は、第1期から見るのが必須です。
『ペルソナ4』の基本情報
第1期『Persona4 the Animation』
放送期間 | 2011年10月 – 2012年3月 |
話数 | 全25話 |
制作会社 | AIC ASTA |
監督 | 岸誠二 |
キャスト | 鳴上 悠:浪川大輔 花村陽介:森久保祥太郎 里中千枝:堀江由衣 天城雪子:小清水亜美 巽 完二:関 智一 久慈川りせ:釘宮理恵 クマ:山口勝平 白鐘直斗:朴璐美 堂島遼太郎:石塚運昇 堂島菜々子:神田朱未 足立 透:真殿光昭 |
アニメ『ペルソナ4』の第1期に当たるのが、『Persona4 the Animaiton』です。
TBS系列で放送されました。
第2期:『Persona4 the Golden Animation』
放送期間 | 2014年7月 – 9月 |
話数 | 全12話 |
制作会社 | A-1 Pictures |
総監督 | 岸誠二 |
監督 | 田口智久 |
キャスト | 鳴上 悠:浪川大輔 花村陽介:森久保祥太郎 里中千枝:堀江由衣 天城雪子:小清水亜美 巽 完二:関 智一 久慈川りせ:釘宮理恵 クマ:山口勝平 白鐘直斗:朴 璐美 堂島遼太郎:石塚運昇 堂島菜々子:神田朱未 足立 透:真殿光昭 マリー:花澤香菜 |
制作会社、監督が変わっていますが、主要キャストに変更はありません。
ゲームの追加キャラクターでもあるマリーも登場。
放送は、第1期より短い1クール12話でした。
アニメ『ペルソナ4』を見るには?
アニメ『ペルソナ4』を見るなら、動画配信サービスが一番手軽です。
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- 第1期『Persona4 the Animation』
- 第2期『Persona4 the Golden Animaiton』
を、全話無料で見ることができます。
アニメ『ペルソナ4』は第1期、第2期合計で37話ありますので、無料期間が長めの31日間あるU-NEXTは嬉しいところです。
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※本記事の情報は、2021年10月2日時点のものです。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
『ペルソナ4』まとめ
この記事では、アニメ『ペルソナ4』を紹介しました。
アニメ『ペルソナ4』が特徴的なのは、第2期が「ゲームの2週目以降」をイメージして作られているところ。
第1期と第2期のストーリーは基本的に同じなのですが、実際に描かれている内容は随分違って見えます。
ただ、第2期の視聴は第1期を見ていることが前提になっています。
第1期で描かれた部分は、第2期ではかなり省略されているので、ストーリーが同じだからといって第2期だけ見る、というのはおすすめしません。
U-NEXT を利用すれば、アニメ『ペルソナ4』の第1期、第2期両方を無料で視聴することも可能です。
今回は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。