オランダリーグってどんなリーグ?日本人選手が所属するチームはある?【エールディヴィジ】

ぴりおだ(@perilog00)です。

オランダリーグ1部、エールディヴィジ。

古くは小野伸二、もう少し近い時期だと本田圭佑や吉田麻也といった、日本代表の主力クラスの選手が活躍したことで知られています。

本田と吉田はここを足掛かりに、4大リーグへとステップアップしていきました。

現在も、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)のクラブに所属している日本人選手はいます。

そしてこのオランダリーグ1部(エールディヴィジ)、日本でも視聴が可能です。

今回はそのあたりも含めて、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)について紹介していきます。

この記事からわかること
  • オランダリーグ1部で活躍する日本人選手
  • オランダリーグ1部のCL出場枠・降格枠
  • オランダリーグ1部の視聴方法

オランダリーグ1部のチームに所属している日本人選手

2021年現在、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)のチームには4人の日本人選手が所属しています。

選手所属チーム
板倉滉FCフローニンゲン
※マンチェスターシティからのレンタル
菅原由勢AZアルクマール
中山雄太PECズヴォレ
ファン・ウェルメスケルケン・際PECズヴォレ

4人という人数自体は、多くも少なくもなくといったところですね。

ただ、近年のオランダリーグ1部(エールディヴィジ)には若い日本代表、代表候補の選手が多く所属しているというイメージがあります。

実際、板倉、菅原、中山の3人は日本代表選出経験があります。

参考:かつてオランダリーグ1部のチームに所属していた日本人選手

参考までに、かつてオランダリーグ1部(エールディヴィジ)に所属していた日本人選手も紹介しておきます。

選手所属チーム
望月達也HFCハーレム(1982-85)
小野伸二フェイエノールト(2001-05)
藤田俊哉ユトレヒト(2003)※磐田からのレンタル
戸田和幸ADO(2004)※清水からのレンタル
平山相太ヘラクレス(2005-06)
本田圭佑VVVフェンロ(2008-09)※08-09は2部
カレン・ロバートVVVフェンロ(2010-13)
吉田麻也VVVフェンロ(2010-12)
高木善朗FCユトレヒト(2011-13)
安田理大フィテッセ(2011-13)
宮市亮フェイエノールト(2011)
トゥウェンテ(2014-15)
※いずれもアーセナルからのレンタル
大津祐樹VVVフェンロ(2012-14)※2013-14は2部
ハーフナー・マイクフィテッセ(2012-14)
ADO(2015-17)
太田宏介フィテッセ(2016-17)
小林祐希ヘーレンフェーン(2016-19)
堂安律フローニンゲン(2017-19)
PSV(2019-)※2020からはビーレフェルト(ドイツ)にレンタル
中村敬斗トゥウェンテ(2019-20)※G大阪からのレンタル

特に印象深いのは、やはり小野伸二ですね。

オランダ3強の1角、フェイエノールトの主力として活躍し、2001-02のUEFAカップ(現在のUEFAヨーロッパリーグ)優勝にも貢献しています。

ただ、表を見てもわかる通り、2000年代はオランダリーグ1部に在籍する日本人選手はそれほど多くありませんでした。

2010年代に入って日本人選手のオランダ移籍が活発になったのには、VVVフェンロでの本田圭佑の活躍も一因になっていると思われます(08-09シーズンにオランダ2部でMVPを獲得)。

日本人選手が所属しているオランダリーグ1部のチーム

次に、現在日本人選手が所属しているオランダリーグ1部(エールディヴィジ)のチームを紹介します。

中位のフローニンゲン

板倉滉の所属するFCフローニンゲンは、オランダリーグ1部で(エールディヴィジ)は中位に当たるチームです。

オランダリーグ1部(エールディヴィジ)には1971年から参加していますが、リーグ優勝の経験はなし。

最高順位は3位で、それも直近は99-00シーズンとだいぶ昔の話になります。

近年は7位~9位あたりでシーズンを終えることが多いですが、少し気を抜くと二桁順位に落ちてしまう、というようなチームになります。

「3強」に次ぐ実力を持つAZアルクマール

菅原由勢の所属するAZアルクマールは、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)の強豪です。

後ほどご紹介する通り、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)は「3強」リーグなのですが、AZアルクマールはこの3強に次ぐ実績を残しています。

2008-09シーズンには3強を抑えて、リーグタイトルを獲得。

2010年以降も、3強を上回り、2位や3位でシーズンを終えたことが何度かあります。

PECズヴォレは下位グループ

中山雄太、ファン・ウェルメスケルケン・際の所属するPECズヴォレは、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)では下位グループに属するチームです。

1部昇格は2011-12シーズンで、それ以前の8年間は2部に属していました。

1部昇格後も、2桁順位でシーズンを終えることの方が多いチームです。

オランダリーグ1部(エールディヴィジ)って、どんなリーグ?

オランダのプロサッカーリーグ1部は、「オランダリーグ1部」よりも「エールディヴィジ」の名称で呼ばれる方が一般的です。

ヨーロッパの中では、トップリーグではないですね。

第2グループに属すると考えておけばいいと思います。

オランダリーグ1部は18クラブ

オランダリーグ1部(エールディヴィジ)の参加チーム数は18。

J1リーグと同数で、4大リーグの中ではブンデスリーガ(ドイツ)と同じです。

2回戦総当たりのリーグ戦で順位を決める方式も、J1リーグや4大リーグと同じ。

少し違うのは、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の出場チームを決める方式で、このためのプレーオフが開催されます。

オランダリーグのUEFAチャンピオンズリーグ出場枠

オランダリーグには、2つのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場枠が割り当てられています。

順位ごとの、大会出場権は次の通り。

  • 1位:CLグループリーグ出場
  • 2位:CL予選2回戦から出場
  • 3位:UECL予選3回戦から出場
  • 4位~7位:UECL予選プレーオフ出場

4位から7位のチームが出場するUECL予選プレーオフは、オランダリーグ内のプレーオフです。

このプレーオフを勝ち抜いた1チームが、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の予選2回戦から出場することができます。

オランダリーグ1部の降格

オランダリーグ1部の降格は、

  • 下位2クラブ(17位、18位)が自動降格
  • 16位がプレーオフに出場

となっています。

16位のチームが出場するプレーオフには、2部から6チームが出場。

J1リーグにも16位が出場するプレーオフ(J1参入プレーオフ)がありますが、J2から出場するのは最大4チームなので、オランダリーグの方が多いですね。

プレーオフを勝ち抜いたチームが、翌年のオランダリーグ1部昇格(残留)となります。

オランダリーグ1部の強豪

AZアルクマールの項目でも少し触れましたが、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)は3強のリーグです。

オランダリーグ1部の3強
  • AFCアヤックス
  • PSVアイントホーフェン
  • フェイエノールト

歴代優勝回数はこの3チームが上位を占め、2010年代も、

  1. アヤックス:5回
  2. PSV:3回
  3. フェイエノールト:1回

と、この3チームしか優勝していません(2019-20シーズンはコロナ禍で打ち切りとなり優勝なし)。

特にアヤックスは、優勝を逃した年でも2位にはなっています。

オランダリーグ1部の視聴方法

2020/21シーズンのオランダリーグ1部(エールディヴィジ)は、Huluが独占放映権を取得しています。

したがって、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)の試合を見たければ、Huluへの加入が必要となります。

なお、DAZNのJリーグ中継のように、全試合LIVE配信ではないのでご注意ください。

Huluでのオランダリーグ1部(エールディヴィジ)の試合中継(20-21シーズン)は、

  • アヤックスの全34試合
  • その他注目カード10試合

となっています。

DAZNはハイライト中継

DAZNにも、一応エールディヴィジのメニューはあります。

そのせいで、DAZNでもオランダリーグ1部(エールディヴィジ)が視聴可能、と勘違いしてしまうのですが、DAZNで視聴できるのはハイライトだけです。

フルタイムでの配信はないのでご注意ください。

まとめ:日本人選手も活躍するオランダリーグ1部

本記事では、日本人選手もプレーしているオランダリーグ1部(エールディヴィジ)をご紹介しました。

過去に、小野伸二や本田圭佑が活躍したこともあって、オランダリーグ1部(エールディヴィジ)は日本人にとって比較的馴染み深いリーグなんじゃないかと思います。

ヨーロッパのトップリーグではないため、かつては海外挑戦の初期のステップとして利用されることも多くありました。

ただ、近年はシント=トロイデンVVの存在もあり、そちらの役割はベルギーリーグに移っている印象があります。

>>ベルギーリーグってどんなリーグ?日本人選手の所属は?【視聴方法も紹介】

なお、そのベルギーリーグとはリーグ統合の話も出ているようです(ベルギー側の一方的な提案で、オランダ側は戸惑っているという話もあるようですが)。

今回は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

アニメとサッカーを見るのが好き。
累計視聴数は400本を超えていて、今も増え続けています。

作品を見て、感じたこと、考えたことを書いています。