ACLを勝ち抜く難しさを、過去のJリーグ勢の成績から紹介

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ぴりおだ(@perilog00)です。

今回は、

「サッカーのACL(AFCチャンピオンズリーグ)で勝ち抜くのって、大変なの?」

という疑問に対して、次の3つの過去のJリーグ勢の成績から迫ってみたいと思います。

  1. 優勝回数
  2. ベスト4進出回数
  3. グループリーグ突破回数

なお、こんな記事を書いている時点でお察しでしょうが、ACLを勝ち抜くのはびっくりするほど大変です!

詳しく、見ていきます。

目次

アジア各国の上位チームのみが出場できる大会

まず、大前提として押さえておきたいのは、

ACL(AFCチャンピオンズリーグ)は、希望すれば誰でも参加できるような大会ではない

という点です。

「チャンピオンズ」リーグの名前の通り、出場できるのはアジア各国のリーグ戦、カップ戦の王者と上位クラブのみ

すなわち、アジア各国の強豪クラブだけが参加を許された、会員制の高級料亭みたいな大会なのです。

参加するのは、各国の王者と強豪クラブばかりなので、当然レベルは高くなります。

日本からACLに出場するには?

日本からACLに出場するためには、次のどちらかの条件を満たす必要があります。

  • J1リーグ3位以上
  • 天皇杯優勝

J1リーグは18クラブで行われるリーグ戦ですし(2021年は20クラブ)、天皇杯は一発勝負のトーナメントですからね。

どちらも、そう簡単に達成できるものではありません。

実際、J1リーグに10年以上在籍経験があるクラブでも、ACL出場経験がないところがあるくらいです。

ACLは、出場するだけでも大変な大会なのです。

過去の成績①:Jリーグ勢の優勝回数

ACL(AFCチャンピオンズリーグ)は2003年に、前身となる3つの大会を統合することでスタートしました。

ACLの前身の大会
  • アジアクラブ選手権
  • アジアカップウィナーズカップ
  • アジアスーパーカップ

2020年大会は、18回目の開催に当たります。

このうちJリーグ勢の優勝は、次の4回しかないのですね。

  1. 2007年:浦和
  2. 2008年:G大阪
  3. 2017年:浦和
  4. 2018年:鹿島

国内3大タイトルの獲得回数が最も多い鹿島でも、ACLのタイトルには2018年まで手が届きませんでした。

また、2008年にG大阪が優勝してから、2017年に浦和が二度目の優勝を果たすまで、10年近く、Jリーグ勢がタイトルに届かなかった時期もあります。

この1点だけ見ても、ACLで勝つことがいかに難しいかお分かりいただけるんじゃないかと思います。

過去の成績②:ベスト4進出回数

優勝までは難しくても、ベスト4くらいなら毎年どこかのクラブがはいってるんじゃないのかな?

残念ながら、ACLはそんなに甘っちょろい大会ではありません。

2020年までの18回の大会で、Jリーグ勢がベスト4まで勝ち残ることができたのは次の9回

ACLベスト4以上
  1. 2007年:浦和
  2. 2008年:G大阪、浦和
  3. 2009年:名古屋
  4. 2013年:柏
  5. 2015年:G大阪
  6. 2017年:浦和
  7. 2018年:鹿島
  8. 2019年:浦和
  9. 2020年:神戸

18回中9回ですから、ちょうど半分です。

すなわち、半分の大会で、Jリーグのクラブはベスト4にも到達することもできないまま、敗退しているのです。

さらに、ベスト4以上に到達したことのあるクラブとなると、もっと少なくなってしまいます。

ACLベスト4以上経験のあるクラブ

クラブ名回数
浦和4回
G大阪2回
名古屋

鹿島
神戸
1回

浦和がやたらと多いですが、他に複数回のベスト4経験があるのはG大阪のみ。

名古屋、柏、鹿島といったJ1優勝経験があるクラブでも、ベスト4以上は1度しか経験していません(ちなみに浦和とG大阪もJ1優勝経験はあります)。

といっても、1度でもベスト4に到達したことがあればまだいい方で、

  • 東京V
  • 横浜FM
  • 磐田
  • 広島
  • 川崎

などは、J1で複数回の優勝経験を持ちながら、ACLでは未だにベスト4以上に届いたことがないクラブとなっています。

ACLでベスト4に入ることは、J1リーグで優勝することより難しい

と言ってもいいくらいかもしれません。

過去の成績③:グループリーグ突破回数

ここまでは、優勝やベスト4といった、上位進出に焦点を当てて、JリーグのクラブのACLにおける過去の成績を見てきました。

しかし、現実はもっと過酷で、実際にはグループリーグでJリーグのクラブが敗退してしまうケースもしばしば発生しています。

2020年までの18回の大会で、日本からはのべ61クラブがACLに出場しています(プレーオフのみの参加含む)。

このうち、グループリーグを突破できたのはのべ36クラブ

グループリーグ突破率は、約59%です。

すなわち、4割以上のクラブが、グループリーグ(もしくはプレーオフ)で敗退しているということになります。

特に、第1回から第4回(2006年)までは、出場した全クラブがグループリーグで敗退していました。

当時はまだ、現在ほどACLへの注目度が高くなく、Jリーグもそれほど本腰を入れていなかった、という事情はあります。

が、その期間を除いても、グループリーグより先に進めるのは約67.9%でしかありません(出場53チーム中、36チームが突破)。

4チーム出場した場合、最低でも1チームはグループリーグより前に敗退してしまう計算となります。

ACLに出場しているのは、前年度のJ1上位と天皇杯の優勝クラブですからね。

そういうクラブであってもグループリーグすら突破できないことがあるですから、ACLがいかに厳しい大会であるかわかりますよね。

ACLの注目度が上がるきっかけの1つに、2007年の浦和のJリーグ勢初優勝があります。

2007年のACL決勝第2戦は浦和のホーム埼玉スタジアム2002で開催されたのですが、何とこの試合、テレビ朝日系列の地上波で緊急生中継がありました。

(当時はテレビ朝日がACLの放映権を持っていました)

19時20分キックオフだったので、ゴールデンタイムでの生中継です。

今ではちょっと考えられないですよね。

これがあったことと、さらには浦和がこの試合に勝って見事に優勝を果たしたことで、ACLにぐっと注目が集まるようになりました。

まとめ:ACLを勝ち抜くのは、非常に大変

本記事では、Jリーグ勢の過去の成績から、ACLを勝ち抜く困難さについて紹介しました。

  1. 優勝回数
  2. ベスト4進出回数
  3. グループリーグ突破回数

優勝はもちろん、グループリーグ突破ですらも簡単とは言えないACL。

でも、難しいからこそ、勝ち上がったときの喜びもひとしおです。

また、困難さもさることながら、他国のクラブと真剣勝負ができるというのも、ACLの魅力の一つ。

中国やアラブのクラブには、元ブラジル代表や元イタリア代表、元フランス代表といった選手が所属していたりしますからね。

そういう選手たちと戦う姿が見られるのも、ACLならでは。

国内とはまた違った舞台で戦うクラブの姿を見るのも、楽しいですよ。

なお、ACLは2021年からDAZNで配信されています。

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今回は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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